5/11/2010

語学学校―授業の概観

16週間のフランス語研修のうち約3分の1が過ぎました。ぼちぼち日常について書いていこうと思います。今回はまず語学学校、特に授業の概要について。


授業は平日のみで、朝九時から始まります。終わる時刻は曜日によって13:00, 15:20, 16:20と、まちまちです。昼休みは1時間30分あり、学校のキッチンで料理も可能です。


私たちは全く事前にフランス語を学んでいなかったので、それこそアルファベットの読み方さえ授業で教わりました。また初めの23週間は自己紹介のような内容がほとんどでした。


授業は、文法・語彙をまず説明し、つづいてそれらを用いた練習問題・リスニング・会話の作文を行い定着を図っているようです。また、これも定着のために、似た内容の授業が繰り返し行われます。授業中、講師は生徒の理解を頻繁に確かめます。宿題は週に3回くらいの頻度でA4一枚ほどの量が出されます。講師は各レベルのクラスに主な担当一人が居り、その講師が授業時間全体の4分の3ほどの時間を、その他の講師一人が残りの4分の1ほどの時間を担当します。


授業に対するフィードバックを生徒に求め、それに対応する姿勢が感じられます。これは講師に依らず、学校全体としてこの姿勢があり、金曜の最後の授業でクラス全体に対してインタビューがあり、次週の授業に反映されます。たとえば「知らない単語を聴き取れるわけがないので、全く語彙がない段階でリスニングを行うことは非効果的」と指摘した際は、すぐ次の授業から改善され、リスニング教材を聴く前に、登場する単語を予習するようになりました。先週金曜に「最近は授業が遅く、宿題も少ない」と指摘したところ、今週はプリントが毎時間渡され、宿題も出るようになりました。



さて、今回はこんなところで。しばらくはフランス生活の日常について書いていくつもりです。今のところの予定は:

・語学学校―授業に関して考えたこと

・語学学校―その他(生徒、スタッフ、施設など)

・平日の余暇

・休日の余暇

・ホームステイ―家族構成と食事

・ホームステイ―その他(部屋、シャワー、洗濯など)

・語学学校のある町


これらの日常シリーズが終わったら、カルチャーショックや雑感、 Vulcanus in Europe への参加動機、また応募・選考段階などを書く予定です。その他テーマのリクエストがあればぜひお気軽にご注文ください。

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