僕たち理系は企業にとって価値ある存在になれるんだろうか、とさみしく感じることがある。というのは2つの下に挙げるような言説をよく聞くからだ。
1. iPodが強いのは、高度な技術が使われているからではなく、コンセプトやブランディングの力による
2. 日本企業は技術にこだわり過ぎるために、高度な技術を用いた売れない商品を生み出してしまう
理系な僕たちは何のために、大学、大学院で研究活動を体験して研究の作法を学んでいるんだろうか。技術系で就職して、研究開発を通して企業、ひいては社会に貢献するため、というのが一番に思いつく答えだろう。そこへ「大事なのはコンセプトだ」「むしろ技術に拘泥してはダメ」なんて言われるものだから、さみしいなぁと感じてしまう。
そんなことを考えていたところ、ブログ"my life in mit sloan" にこんなことが書いてあった。
素材産業には日本が世界で独占シェアをとってる分野が多い。
東レとか帝人とか信越化学とか。
「技術で勝てる」部分が多いので、日本人の感覚にもあってるのかもしれない。
というわけで、素材産業においてはこれからも理系出身者(技術系)が貢献していけるのかもしれない。
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