5/20/2010

ホームステイ―家族構成と食事


ホームステイの家族構成と夕食について書きます。

ホストファミリーは65歳のあばあさん一人です。とても親切で優しい人で、例えば、話せない英語を辞書を片手に一生懸命に話そうとしてくれますし、逆に僕のつたないフランス語に寛容で、遅々とした会話にも付き合ってくれます。アンティークと猫が好きで、家には古いソファー・石炭ストーブ・石油ランプ・湯たんぽなどが置いてあり、人なつこい猫が二匹います。


同じホストファミリーには語学学校の生徒がもう一人滞在しています。19才のブラジル人女性です。彼女は体が大きくて低い声でよくしゃべり、時に高圧的です。ヴルカヌス同期のユウトいわく「男前」とのこと。言い得て妙です。パーティー好きなために隔週くらいの頻度でウチの地下室でパーティーを開いています。ホストマザー以外に年の近い話相手がいることは嬉しいことですね。


後半は食事についてです。


朝食は時間が決まっておらず、各自が好きな時間に食べます。私はバゲットとヨーグルト、果物(オレンジ・キウイ・バナナ)を食べています。


家庭に依るようですが、昼食は平日も週末も自分で用意します。家庭によるというのは、前日の夕食の残りを昼食用に持たせてくれるホストファミリーもあるということです。週末はバゲットとチーズ、ハム、ピクルスくらいは食べてもいいみたいです。


夕食は一般に不満はないですが他のホストファミリーと比べると豪華ではないようです。前菜、主菜、チーズの順があり、バゲットはいつでも自由に切って食べます。前菜には生の小さい赤カブ8個くらいとか、サラダ、米とカニカマと野菜のちらし寿しのような物とか。前菜としてグレープフルーツ半球をナイフとスプーンで食べるのはちょっと可笑しいです。


主菜は肉と野菜のグリルのようなものが多いです。肉はブロック肉だったりソーセージだたりです。ソーセージは血を固めたもの、内臓を詰めたものなど、ユニークなソーセージもあります。特に好きなのは週一くらいで作ってくれるキッシュです。隔週くらいで冷凍食品の白身魚のフライが出て、ほうれんそうのソースをかけて食べます。初めのころは野菜が少ないのが不満でしたがこのころは慣れてきました。

内臓ソーセージのandouillette

主菜のあとにチーズがあるのがフランスの「コース(いわゆるメニュー)」で、数種類のチーズを好きなだけ切り取ってバゲットにつけて食べます。チーズのあとにデザートです。うちはこれまで一ヶ月半でデザートが出たのは数回でしたが、毎日の家庭もあるそうです。そういえば果物とクルミは朝食同様に自由に食べられます。


食事は豪華ではありませんが、人がいいということで良いホストファミリーに当たったと満足しています。さて今日も夕食が楽しみ。

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