7/01/2010

日本料理

フランスも暑くなってきました。最高30度ほどの日が続いています。ただ、気温の日較差が大きいようで、朝は20度あることはまれで、涼しいです。さて、今回は主にこれまでに作ってみた日本料理について書いてみます。
フランスに来て12週間で、すしを3回、それ以外は1回ずつサバの煮つけ、わらびもち、カレーを作りました。料理が好きだと言ったことから機会を与えられるようになり、振り返れば隔週に近い割合で料理を作ったことになります。

まず気付くのは鍋でご飯を炊くのは難しいということです。調理を終了するタイミングがさっぱりわかりません。ドイツでやったときは2回ともうまくいったのはマグレだったんでしょうね。妥協策として最近用いているのはフタを取って水の残り具合を確認することです。ネットでご飯の炊き方を見るとふたを開けてはいけないという記述を散見しますが、使い慣れていないガスコンロ・電熱器などの加熱機器を使う場合には調理終了を見極めるのが難しいです。

すしネタはスモークサーモンくらいしか手に入らないことが多いのではないでしょうか。あとはアボカドか缶詰の魚くらい。それでもすしは日本料理としてわかりやすいのでウケがいいと思っています。個人的には、サーモンの切れ端やカニカマ・カニ缶・アボガドを使ってちらしずしにするのが好きです。

すし作りで難しいと感じたのは液体の酢を使うことです。これまでは粉末状のすし飯の素である「すしのこ」を使っていました。初めて酢を使った時はベチョベチョになってしまいました。で次の機会では水分を減らすために、まず米を固めに炊くことと、それと酢と混ぜ合わせる際にうちわでしっかりあおぐことに気をつけたら、うまくいきました。

サバの煮つけ(醤油とショウガ)とわらびもち(みたらしのタレをかけた)を作った時のことは以前も書きました。ホストマザーは「魚は好きじゃないけど、これはショウガが効いてておいしい」「あんまり甘いものは好きじゃないけど、この甘辛いタレはおいしいね」と、優しいコメント(苦笑)をしてくれました。ブラジル人のホストメイトはどちらも絶賛してくれました。わらびもちは人によって好みが分かれるようです。

カレーはめちゃめちゃウケが良かったです。ヴルカヌス同期のユウトが日本からルウを持ってきており、ウチに来て作ってくれました。ホストマザーがおいしいと言ってくれるのは、いつものことですが、ウケが良かったの感じるのは、初めて会う人に僕を紹介する際に「Yoskは料理が上手で、特にこないだのビーフソース(カレーのこと)はおいしくって!!あのカレーの秘密を教えてもらわないと!」と言うようになったからです。帰る前にカレールウというものを紹介してあげましょう。

ホストマザーが日本料理を作ってくれたのですが、何だと思いますか?それは材料が袋に入っている冷凍食品の「テッパンヤキ」でした。言ってしまえば醤油味の炒め物で、具は写真を見返すと、豚とスナックエンドウとブロッコリーと赤パプリカとタマネギとゴマのようです。日本料理と称せるのは醤油味という点のみで、ブロッコリーとかパプリカとか日本らしいとは言いにくそうです。そもそもテッパンヤキって何なんでしょうかね。

そういえば、ブラジル人の食べ物の好みってわからんな、と思いました。サンプル二人ですが。一人目が好きなのはブロッコリーで、もう一人の好物はひじきご飯だそうです。決してまずくはないし、おいしいと思うこともありますが、好物として挙げるにはあまりに地味じゃないかな(笑)。

話が逸れ始めたので今日はこのへんで。

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