10/25/2010

中間報告会

10月11日にヴルカヌス・イン・ヨーロッパの中間報告会がありました。それを振り返ってみます。

半分が過ぎたので日本から二つ持ってきていたファイルを二つ目に交換。

中間報告会ではプログラムに参加する25人がヨーロッパ各地の各自の研修地からフランス、ストラスブール近郊に集まって、この半年の報告をしました。6分くらいのプレゼンテーションを次々に聞きました。

プレゼンの言語は英語でした。昨年だか一昨年は各自の研修言語、すなわちフランス語、ドイツ語、スペイン語などでの発表だったらしいです。他の人の発表がわからないなんて悲しいよなぁ。

プレゼンを聞いていて、自分は環境的に恵まれてるなぁと感じました。で、その反面として、頑張りが足りないなぁ、とも。環境的に恵まれてると思う点は、まずホストマザーやスーパーバイザーに恵まれてる、ともに優しくて親切で、他の人のスーパーバイザーのように忙し過ぎて質問・相談する時間が無いなんてことはないこと。

あと、スーパーに行くために電車に乗る必要はなく徒歩1分の近距離にあり、仕事はちゃんと与えられ、しかもやりがいのある仕事で、滞在許可もすんなりではないもののそろそろ手に入りそうだし。「鈍感力」で苦労をスル―しちゃってる説は常に付きまといますが(笑)

面白かったのは、各自の問題を聞くことでした。特に面白かったのは、東京事務所からの職員さんが参加者にインタビューをしているのを横から聞いていることでした。非公式な感じのインタビューで各自が抱える問題が率直に語られたために、それらがリアルに感じられ面白く感じました。気になる所や話が続きそうな所に横やりを入れられるなど、プレゼンよりも双方向性が強いのも面白く聞ける要因だったのかも。

自分のプレゼンは、まぁまぁうまくいったかと思います。研修言語を少し話すという指示があったので、自分は思いつきでTOEFLのスピーキングセクション的に30秒間フランス語を話すことにしていました。スライドにアニメーションでカウントダウンを表示しながら。テーマは、これもTOEFLでおなじみの"Describe the city you live in"にしました。

本番では30秒話した後に拍手をいただいたので、悪くない思いつきだったようです。もともとは即興で話す予定だったのですが、ここだけの話、発表練習をするうちに話す内容がほとんど頭にはいっていました。。。次の機会があれば会場から質問を募ってみましょうか。

語学学校のころの友達とほぼ三カ月ぶりに会って、話す時の感じが懐かしくって、あと彼がストラスブールを案内するのを見てるのも面白かった(笑)。なにより、語学学校以降をかなり楽しんでいるようで嬉しく、かつ正解(のひとつ)を示されたような。

P.S.
週に二回更新するはずが、二週間ぶりのポストになってしまいました。再開の記事はしっかり書こうなんて思ってると、いつまでたっても再開できないので、まぁとりあえず振り返ってみました。

近況は、、、寒いです。日本の真冬でもこんなに寒いかってくらいです。だって登校時に自転車乗ってて耳が寒過ぎて痛いとか、年に数回じゃなかったっけ。それが10月にしてすでに数回ありました。ただ、近年は早く起きることが少なかったので日本の朝の寒さを忘れているのかもしれません(笑)。

10/11/2010

雑日記2(フラ語教室と聞く褒める)

雑日記の続きとして、
・フランス語教室
・聞くこと褒めること
について。


《フランス語教室》
10月からフランス語教室に通っています。地元の大学(チャリで5-10分ほど)で、毎週二回(月・木)、18-20時の二時間です。クラスは10にほどで、コンゴ(民)人男性が4人いる。その他はひとりずつ、ルーマニア、ハンガリ、スペイン、イタリア、トルコ。コンゴ人はかなり流暢で、早口で、ためらわずに発言するようで、なかなか強烈なクラスメートです。年齢はみんな20代か。エラスムスの学生が二人?


上級クラスで苦戦してます。中級の人が集まらず、中級クラスが作れなかったからか上級にい入れられました。なので授業は文法の授業とかリスニングとかなくて、ゲームとかグループワーク的なことをしてます。7月までの語学学校のような授業だろうと無意識に想定していたので、その違いに違和感を感じてしまいました。あと、コンゴ人ばっかり発言してます。あの中に入っていくのが難しい。


先生(女)が頑固です。ルールとして教室内ではフランス語以外を話すこと禁止だけでなく、フランス語以外の辞書(仏和も)の使用禁止、フランス語以外の本を開くの禁止とか。また、中級クラスが実はあるらしいと知ったので、次の火曜に中級クラスを見に行っていいかと訊いたら「おまえには簡単すぎる」で一蹴されました。この件については後日再度お願いのメールを送って返信待ちです。


ちなみに授業料は10月から2月の60時間で270ユーロ。


《聞くことと褒めること》
この二つが何かというと、これをしてくれる人には好感を持ちやすいというか、人づきあいがしやすいって言動です。そんなん当たり前の真理・心理と言われてしまえばそれまでなのだけど、まぁこの半年を振り返って強く感じたのです。


まず、聞くことの例は7月までのホストマザーと8月からのスーパーバイザー。ホストマザーと会って初めのころは本当にフランス語が全く話せないにも関わらず、ホストマザーは僕の拙いフランス語に付き合って、聞いてくれました。スーパーバイザーは自分の仕事・研究で忙しい中、僕の拙いフランス語での報告・相談につきあってくれます。


褒めることの例は、(3月までの大学の先輩と、)7月までの語学学校の先生と、今の上司です。語学学校の先生はとにかく褒めてくれて気持ちよく勉強できました。今の上司は、僕がマンスリーレポートとかで卑下してると、フォローして褒めてくれます。


逆に、褒めてくれず、批判してくる例は、7月までの語学学校の校長でした。「おまえは文法が出来るけど話せない。もっと話すべきだ」と。もちろん真理なのだけど、いい気分にはなりませんし、また、「いや話さないのは僕の性格の問題で・・・」などど不毛な反論もしたくなる。あ、彼女は「聞くこと」も出来ない人でした。めっちゃ頑固。


そんなで。


PSとしての近況
この記事がアップされるころには中間報告会も無事に終わっていることでしょう。ヴルカヌスの一年も後半突入です。反省、修正、実行していこう。

10/08/2010

雑日記(大使・驚く)

今日はまとまりなく。というか、いつもは「ひと記事ひとテーマ」だけど、今日は四つくらい書いてみる。
・駐ベルギー大使に会った
・フランス語教室
・聞くこと褒めること
・簡単に驚く
と思ったのだけど、書いてみたら長くなったので本記事はは1個目と4個目。二つ目と三つ目はちょっと関連があるので、まとめて次回。


《駐ベルギー大使に会った》
きっかけ。インターンしてる研究所が技術的コンサルを提供してる先の企業を、駐ベルギー大使が訪問した。そこで、技術解説の為にウチの研究所の所長と研究者が呼ばれた。ウチの所長は日本人の研修生がいる、ということで僕を連れていくことにした。そんなかんじだと思う。


大使さんが訪問した企業の様子。企業は石炭炉を修理する技術を保有する(ウチの研究所が開発を補助した)。石炭炉を持つ日本の製鉄会社を顧客としている、というのが日本との関係。新日本製鉄の石炭炉の補修用機械の開発プロジェクトのケーススタディを一橋大学イノベーション研究センターのウェブサイトで一カ月ほど前に読んでいたのが、なんというセレンディピティ。その論文はこちら(リンク先PDF注意)


僕たちは大使さんが到着する30分くらい前に着いた。小さい会社っぽい。従業員60人だっけ。警察のバイクが駐車場に入ってきたぞ、と思ったらそれが大使の乗った車を先導していた。警備するんだなぁ、と思う。降りて来たのは大使とその奥さんだった。握手する。僕を日本人と認識されたようで「おはようございます」を交わす。


大使さんはプレゼン聞いて、工場を見学していった。プレゼン中に何度か質問するなど興味を持っている様子。あ、そうだ、彼はフランス語ペラペラだった。驚き。まぁ考えてみれば外務官僚だし何か第二外国語が話せるんだろうとは思うのだけど、でもその外国語の国に派遣されるとは限らんしね。そういえば奥さんもフランス語話せるっぽかった。


工場見学の時に奥さんと少し会話。ちなみに大使さんの方はずっとそこの企業の社長さんがつきっきりで話す機会を得なかった。で、奥さんから石炭炉を修理する機械について質問された。全然知らないので、さっきのプレゼンで言ってたことの範囲内でお答えする。今日この後はこのような会社を訪問するのか、と僕が質問した。やはり、その工業団地内の中小企業を三つほど訪問されるとか。大使さんは技術好きだそうで、こういう企業訪問を楽しんでいるそうだ。


最後に企業から大使夫妻にプレゼント。奥さんには花束とチョコ、大使さんには大判の本をプレゼントしたようだった。大使さんが帰った後に残っていた茶菓子のチョコがうまかった。




《簡単に驚く》
なんだか最近簡単に驚く。いや、カルチャーショックとかではなくて、もっと軽い話。


・実験室で洗い物をしてたら(例によって冗談好きな)テクニシャンが後ろからそーっと近づいてきて「ワッ」ってしてきて、異常ににビビってしまった。
・イヤホンでポッドキャスト聞きながら料理してたために、(キッチンを共有する)同居人が近づいてきてたことにきづかず、急に話しかけられて異常にビビった。


とか、そんなしょうもない話。


日本でやられるよりビビる気がする。すぐに思いつく理由は、気を張ってるから、くらい。「気を張ってる」なら何されてもビビらんでしょ、と思うかもしれないけど、そういう意味とは違って、危機におびえているから危機への反応が過剰になる、という意味で。


あと、気を張ってるバナシでいうと、イラッとする程度が日本にいるより大きいかもしれない。自分を守らなきゃって意識が強くなってるから、自分をイラつかせる要因に対する反応が過剰になるのかも。ここでいうイラっとするって、自分への危機になりうる種類のイラつきだろう。例えば自転車に乗ってて事故になりそうになるとか。


もうひとつあった。気を張ってるからか肩や首が凝る。といわけで、中間報告会で会う方、肩を揉んでください笑。ご希望ならお返しに肩を揉むので。


PSとしての近況
今週は中間報告会のプレゼン準備したり、大使さんに会ったり、それと仮滞在許可証の延長だったりでなかなか実験できなかった。が、今日金曜はがっつりできた。これで一連の操作をひとりでできるようになった。いちいち人に訊かずに進められるのは気楽。それがいいかどうかはおいといて笑。
で、週末はヴルカヌス・イン・ヨーロッパの中間報告会に行く。フランス、ストラスブールで。日曜と月曜。土曜移動して同期と夕飯食べて、日曜は昼飯食べて観光して、あとは中間報告会。プレゼン含めて同期の話を聞くのが楽しみすぎる。あーたのしみたのしみ。

10/03/2010

9月(二ヶ月目)の仕事

インターン開始から二ヶ月が経ちました。インターンがなんとか研究らしくなってきました。そんな二ヶ月目について書いてみます。
インターン先の玄関
9月の初めころは、ブログのPSにもちょこっと書いていたように、実験に使う試薬を待たなければならず、できることが限られていました。そこで、目的の物質ができるまでの各段階において振れるパラメーターや考えられる物性の測定方法を表にまとめたり、論文(を書く場合)の骨子を構成したり、欲しいデータを図にしてみたりしました。


また、スーパーバイザー(上司ではないし、「指導者」や「監督者」って訳すのもイマイチだしなぁ)が彼の実験を練習として僕に与えてくれました。彼と僕の研究の実験は重なる部分があり、それを通して実験操作に慣れました。


試薬が届いて、中旬ころからは自分の実験を始められました。しかしこれがうまくいかず、作製手順の最終段階のひとつ前で、すでにダメっぽいことが明らかなほどでした。問題が発生して研究らしくなってきました。


が、そこで痛感するのが自分の能力不足でした。試料がダメになった原因やその解決策に関して、嫌になるほど何も思いつけないのです。他方でスーパーバイザーは「コレが多く入ってるからだ」とか、テクニシャンは「アレを入れたら改善するよ」とかスッとアイデアが出るようです。知識や経験の不足が明らかでした。


そんな中で自分でも、思いあたる原因とその改善法がひとつ見つかりました。スーパーバイザーやテクニシャンのアイデアをとりいれて実験をする際に、まず、スーパーバイザーの指摘した「コレ」の量を減らしました。で、テクニシャンが言った「アレ」を加える前に、試料を半分にわけて、半分には「アレ」を加え、もう半分には加えずに自分で思いついた改善策を施しました。


結果としては、半分にわけた両方がうまく行きました(初回と同様に進めた試料はダメでした)。とはいえ、まだ作製の最終段階の前なので、最終的に物性がどうなるかなど見届けなければならず、どちらの方法が良さそうかは不明です。それに、「コレ」の量を減らしたことによる負の影響もあるでしょうし。


そんなんですかね。実験が楽しいです。というか実験室に居ることが楽しいです。まず、机で論文の骨子とか振れるパラメーターを想像してるより、手を動かしてダメなりにも物ができる方が直感的に楽しいです。実はそれより、実験室にいるテクニシャン達が冗談大好きで、よく絡んでくれて面白おかしい時間を過ごせる、というのが実験室にいるのが楽しい最大の理由です。




PS スーパーバイザー
上司と言ってしまえば簡単なんですが、本文中でも書いたとおり、上司って感じではありません。僕の研究は彼の研究とは別物であり、僕は彼の下請けではないので。一方で単なる先輩かと言えばそうでもなく、僕のインターンの世話を彼が担当しています。「指導してくれる同僚・先輩」と言ったところですが、文章に入れるには表現としてこなれてないし、ということで横文字でスーパーバイザーとしています。


PS2 テクニシャン
テクニシャンは研究者の考えた実験を実行する人です。うちの研究所では研究者が実験手順や物質の量を指定する書類を作り、テクニシャンはそれに従って実験をします。あ、僕の場合は実験も自分でやります。
彼らはみんな冗談好きです。一人の名言に"Il ne faut pas être fou ici, mais ça aide."「ここ(実験室)ではバカであってはならないが、バカであることが助けになりうる」があります。一つ目の「バカ」は文字通りバカの意味でしょう。対して、二つ目の「バカ」は冗談を言ってふざけられる、日本語で言う「ノリの良さ」にあたるものと思います。


PS3 
ブログ続けるの難しい。英語の方はもう二週間(二回)さぼってるし、日本語の方もこないだの金曜サボったのを今日(日曜)書いてますし。夕食時にブログの骨子を書くという計画が、同居人が戻ってきたことで難しくなってるのが痛いです。あと火曜と木曜と思ってた語学学校が明日(月曜)に第一回の授業があるとか。。。見直しが必要そうです。

9/27/2010

唯物論者の自炊

ホームステイから一人暮らしになってそろそろ二カ月。その二カ月の自炊を写真で振り返ってみます。なお「唯物論者の自炊」というタイトルは、いんすぱいやーっど・ばい:
これは主に見た目をかわいくするためにしていることなので、味さえよければ良いという見た目に惑わされない唯物論者のみなさんはこの工程をはぶいてそのまま鍋に鶏肉を入れてしまっても大丈夫です!  
安全ちゃんの食肉宇宙「ハイパー簡単なもてなし料理、紅茶豚&紅茶鶏の作り方」
かわいい感じの記事の中で、ふと唯物論者なんて文化系な言葉で出てくるのがおもしろかったので印象に残って、パクった。あと、僕の趣味があくまで「自炊」であって料理でないのは、やはり料理の見栄えを重要視してないから。こういう意味での(どーゆー意味やねん笑)唯物論者は損をしてるよなぁ。たぶん人並みに見た目を気にした方がお得。

初めから話が逸れ過ぎた!笑
では、ひとつめ
にんじんとたまねぎのスープ。コンソメは

マギーブイヨン。コンソメとしては味の素のしか知らなかったけど、日本でも普通にあるらしい。。。

スモークサーモンとレタスの相性っていいんだね。

鶏の心臓。こういうゲテモノは安いのでつい買っちゃう。一キロ当たり4ユーロ。炒めると
弾力性のある歯ごたえ。
父親が遊びに来た時に持ってきてもらった赤味噌
で、心臓と砂肝を
煮込むと

 砂肝は煮込むと、小さく固くなる。溶け出すのか縮むのか。
しょうゆとアヴォガド。ご飯がまたあう。
生クリーム(?)と卵と、バニラ風味の砂糖(sucre vanille)
を炊飯器中の炊いたご飯(二合)に加え
もう一回炊飯スイッチを押すと
こうなる。リオレ(Riz au lait)。甘いご飯なんて!って抵抗が初めはあったけど、いまでは平気。サランラップに包んでおいて会社のおやつに持っていく。
Boudin blanc(ブーダン・ブラン)。鶏肉とパン粉と牛乳から作るらしい。ベルギーのものらしい。キロ当たり4.5ユーロくらいで安い。もちもちして脂っこくもなくておいしい。ミュンヘンの白ソーセージとは違うのかな。見た目は似てる。
Boudin noir(ブーダン・ノワール)。こっちは豚の血と脂のソーセージ。断面は
たぶん白い所が脂。やはり血、あんまりおいしくない。。。レバーに近いけど、また違う。ちょっと甘みがあってそれが気持ち悪い。

ケーキの素。これを炊飯器で焼く。のだけど、底しか焼けずあとは生だった。そこで全体を混ぜてもういっかい焼いて、それを裏返してもう一回焼いて、
こんなかんじ。おいしかった。そういえばこれは誕生日前日に焼いたんだった。
次は生肉の
その名もアメリカン。サンドイッチの具によく使われる。ご飯にもよく合う。
わさびとしょうゆにもよくあう。
取りはラタトゥイユ。
ホストマザーに聞いたレシピはトマトとナスとズッキーニと玉ねぎを同量使う。あとはパプリカ、ニンニク、数種のハーブが入ったherbe de provence等。僕はナスがあんまり好きでないし高いのでよく省く。かわりに、肉を入れるとおいしい!上の写真は昨日作った豚肉入り。なかなかよかった。下の写真は
鶏肉を入れた時の。これもよかった。骨付きのここの部位は結構安い。調べてみたら、手羽元??ラタトゥイユは時間がかかる(かけたほうがおいしい)ので、休日の料理にしている。じつはもう4回とか作ってるから隔週で作ってることになるのか。

PSとしての近況
週末は近くの郊外型ショッピングモールに二回行ってしまった。服を買ったので荷物置くために一回帰った。服を買ったのは渡欧してからの半年で初めてだったかな。で、ゆっくりスーパーをぐるぐるして、ラタトゥイユの材料買って帰った。土曜の夜は同僚と出かけて、ディスコ(クラブ?)に行った。爆音うるせー。日曜は目覚めたベッド上で読書してラタトゥイユ作って、雨もあって出かけるのもめんどかった。で夕方からTBSラジオ文化系トークラジオLifeのUstream放送を見る。いつもはポッドキャストで聞いていたので生で聞くのさえ初めて。なんか映像をみるとグダグダに見えるようだ。国会中継もそうだったな。ラジオで聞いてると賢いおじさん達の討論といった印象だったけど、テレビで見るとおじいさんがてくてくと発言する席に歩く姿とか見えちゃってイマイチだった。
朝起きられん。週末のリズムを持ち越しちゃうのと、日の出が遅くなってきたのが原因か。

9/24/2010

知識必要!

研究上の問題解決って知識が必要だなぁ、と思う。そして自分にはそれが無いと。暗黙知みたいなことも含みたいので、知識って言葉が正確かどうかわからない。けれど、必要だと思う理由を説明することで、言いたいことがわかってもらえるかもしれない。

知識って必要だなぁと思うのは、年長者から研究上のアドバイスをもらうとき等だ。昨年度の卒業研究で頻繁に指導していただいた先輩はドクターコース修了間際の方、今インターンでしてる研究を指導してもらってる同僚はドクター取って一年ちょっとの同僚だ。彼らがくれるような助言を発想するためには知識がいるんだろうなぁと感じることが多々ある。

例えば、ある物性に問題があったり改善したいとき、「アレを加えたらいいよ」とか「コレが多く入ってるのが原因だ」とかアドバイスがもらえたとする。ここで、アレやコレが役立つと発想できるのは、きっとそれらの特徴を覚えていて、あと、似た状況を経験するか聞いたことがあるからだろう。
具体性がないために全然たとえになってない。。。

僕が一人で考えた所でなーんにも研究が進まない。で、相談してみれば大抵簡単に解決策をもらえちゃう。そういうとき無力感がすごい。卒論やインターンは「練習」の場でもあるのだから、(その成果に関わらず)自分で考えるのも大事だというのは別の話。

この考えを進めてみると、欧米の大学院教育でコースワーク(座学)が重視されることの意義がちょっと見える気がする。専門分野の周辺の広い基礎知識が、その後に取り組む研究において解決策を見つける助けになりそう。


そんなところかな。


PSとしての近況
今週は、上記のような感じで一人で考えて何も進まない時間を経験しました。いやぁ何にも思いつきませんでしたね(笑)。前のマンスリーレポートで書きましたが、自分で考えるのと相談しに行くのとの二つの間のバランスを見極めるのが大事というか難しいというか。
あと、近所の大学でフランス語の授業を取れそうです。10月頭から2月頭まで、火曜と木曜それぞれ18-20時の二時間。レベル分けテストのときに、先生がほめてくれた:「半年でこんなに出来る学生は珍しい」って!うれしいうれしいうれしい。日本に帰る前にB2受けちゃおうか??←完全思いつきの発言。

9/20/2010

僕らしい文章を書くための技法


僕の文章って何でこういう風なんだろうか。最近ある二つのブログ記事を読んで、前からちょこちょこ思ってたこととリンクして面白かったので、今回はそれについて。記事紹介、僕が後者である原因、ポイントとコメント、二つの差、の順で書いていきます。


《記事紹介》
まず、その二つの記事はコチラ:
1. RyoAnna’s iPhone Blog:読みやすい文章を書くための技法
2. 発声練習:卒論/修論における読みやすい文章を書くための技法

僕の文章は二個目の記事で勧められている方法で書かれていて、一個目の記事の勧めの多くに反している。つまり、論文みたいな文章になってて、一般的な読みやすさからは離れてしまっている。でもでも、二個目の記事の勧めを満たしているわけでもない。。。

《僕が後者である原因》
原因は二つで、すなわち、僕の性格と大学での英語教育の結果だ。まず性格。前にも書いた(私の性格の要)とおり、僕はタテマエ思考が好きで、かつ言葉の正確さを求める性向がある。このため、論理の穴や誤解の素を無くすことを優先することになる。

また、英語教育としては:
・大学一回生の時に英文ライティングの授業でparagraph writing(パラグラフ・ライティング)を習ったこと
・TOEFL(やGRE)のライティング練習でparagraph writingを実践していたこと
これらの影響が大きい。日本語でもparagraph writingをしてしまう。自分の考えを表現する文章はすべからく英語の練習だったので、こうなった。

僕が思うor習ったparagraph writingは次の特徴を持つ:
・一つの段落(paragraph)はひとつのテーマのみを扱う
・そのテーマを段落の一文目で端的に表す(topic sentence)
・最初の段落で主張を述べる。最後の段落で主張をまとめる
これから何を読むのか読者が把握してると理解度が増すから、paragraph writingが理解度の向上に有効なのかな、と思う。(といえば、プレゼン資料において初めに目次を示したり、スライドが目次のどの部分の話をしてるかを示したがるのはこのためだ。)

ちょっと脱線だけども、加えて、僕の文章には文単位でも英語っぽい文がよくある。例えば、"What is important is that ---."みたいに「重要なのは、・・・だ。」と文頭で、その文が何を言うのか書いてしまう。これから何を読むのか読者が把握するから「・・・等が重要だ。」という文よりもわかりやすい。もっと脱線だけど、「平日、いわゆるアフターファイブ、には・・・」などのように言葉の言い換えの前後を読点「、」で区切っちゃう。

《ポイントとコメント》
では、二つの記事で示されてるポイントについて。二個目の記事の箇条書きを引用しながら。

PREP法: 技術文書でも同じ。ちなみに私はこういう呼び方があるのは初めて知った。
paragraph writingの、「最初の段落で主張を述べる。最後の段落で主張まとめる」と同じ。ただ、僕は「理由」だけ書いて、「具体例」を示さないことがよくある。

言葉を削ぎ、順序を入れ替える: 技術文書でも同じだが、目的は、一意な読み方をしてもらえるように誤解を招きそうな表現、語順を避けるため。連体止めは禁止。
あるある。誤解を招く語順を避ける。例えば「A君の友達とB君」は一義的だが、「B君とA君の友達」は多義的。

同意語の工夫: 技術文書では不要。むしろ、同じ意味を表すならば必ず同じ言葉を使うこと。理由は、読者に違う言葉を使う場合には、違う意味を表すと理解されてもしょうがないため。
ほんとに。理解を助けるために同じ言葉をどんどん繰り返す。

説得技法:「情緒的説得」は不要。
そうそう。そもそも「説明」に集中して「説得」は二の次にする。 


引用とコメントはこんなところ。



《二つの差》


最後に、この二つの文章技法の目的の差について。一個目の方は読ませることを目的にしているのに対し、二個目の方は理解させることを目的としている。言いかえれば、一個目は文章(の内容)に興味の無い読者に興味をひくことを目的とし、二個目はすでに興味を持っている読者を対象としている。


この差は僕に欠ける能力:「魅力的に(例えば熱く・面白く)語る能力」そのものだ。僕の文章(や語り)はタテマエ思考に影響されて誤解を避けようとするあまり、他人の興味をひこうとする努力が無視されている。逆に二個目の方を無視して、一個目の方に従う練習も必要みたいだ。




そんなところ。僕の文章は「読みやすさ」より理解のしやすさを重視してる。で、他人の興味をひくことに無頓着だったんだ。という話でした。意識して書いてるせいか、いつもより二個目の方法論に沿った文になっちゃっいました。


PSとしての近況
先週末はVulcanusの仲間のいるLeuvenに行ってきました。みなさま暖かく迎えてくれてありがとうございました!楽しかったー。これについては英語ブログの方で書こうかと。抽象的なことよりも具体的なことの方が書きやすいので、出来事みたいなのは英文向けかな笑。
仕事の方は試薬が来たので実験が進んでます。XRDも直ったらしく「結晶になってたよ」と口頭でちょっと聞きました。順風満帆とまではいきませんが、まずまず順調ですかね。